“佩刀”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はいとう56.8%
はかせ29.7%
サアベル5.4%
かたな2.7%
はいたう2.7%
はかし2.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“佩刀”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.8%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
持っていた柿団扇かきうちわ(軍配)のひも佩刀はいとうの環にくくり付けると、井楼の雁木がんぎに足を懸け始めた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また仲間うちでも、のッぺり顔のおとこをえらんで、これには、宿元景の衣服佩刀はいとうをそっくり体に着けさせる。そして、
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小姓は持っていた佩刀はかせを、刀架かたなかけにかけて去った。内膳はちょっとためらったが、しかしこれも入側いりがわへさがった。
それ以上、さえぎれば、手にしていた佩刀はかせが、何者をも真二まっぷたつにしかねない血相なのである。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
佩刀サアベルをシッカリと握ったまま、その井戸端の混凝土タタキの向側に置いてある一個の砥石といしに眼を付けた。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「私は今時の士官が、女と馬と昇級の事以外に、何でもいいから談話はなしをするものがあつたら、喜んでこの金貨を慈善事業に寄附したいと思つてたんだがね……」とまたじろりと佩刀サアベルを下げた軍鶏の方を見かへつた。
武士のときの癖で、そこに、佩刀かたなが置いてあるような気がしたのだ。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
御腰物方から、東照宮傳來の佩刀はいたうを頼まれたのは去年の夏、五兵衞に拵へを直させて、石川良右衞門の家へ持つて來ると、或る夜泥棒が入つて、それを奪られてしまひました。
その婇、落葉の御盞みさかづきに浮べるを知らずて、なほ大御酒獻りけるに、天皇、その御盞に浮べる葉を看そなはして、その婇を打ち伏せ、御佩刀はかしをその頸に刺し當てて、斬らむとしたまふ時に、その婇、天皇に白して曰さく、「吾が身をな殺したまひそ。白すべき事あり」とまをして、すなはち歌ひて曰ひしく、