“混凝土”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
コンクリート73.1%
たたき7.7%
コンクリ7.7%
べトン3.8%
コンクリイト3.8%
タタキ3.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“混凝土”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 地球科学・地学 > 気象学6.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
しかし彼の想像のなかでは、ごみごみした家の露地のつきあたりに、その建物はうすっぺらな混凝土コンクリート造りで立っていた。
黄色い日日 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
登るに従ってやがて車の左側に、例の混凝土コンクリート溝渠インクライン蜿蜒えんえんつらなっているのが見えます。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
広さの割合に窓が少なく、へやの周囲は鉛の壁になっていて、床の混凝土たたきの上には、昨夜の集会だけに使ったものと見え、安手の絨毯じゅうたんが敷かれてあった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
湖水のように見える、混凝土たたきの舟待ちには、街灯が一つ長い影を引いている。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
男は丘のやうな道路わきの、入口が五六段になつて踊り場のある、僅かな混凝土コンクリの空地に書卓を置いてゐた。
はるあはれ (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
混凝土コンクリの急勾配の石段があるんだが、外からは見えない筈なんです。」
はるあはれ (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
冷湿な混凝土べトンで囲まれた、五十畳ばかりのガランとした部屋で、天井は穹窿形をして低く垂れ下り、そこから裸の電球が妙に冷酷な光を投げかけている。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
白い上着とズボンとが運搬用エレベーターから降りると、混凝土コンクリイトのとんねる様式の長い廊下に出るとすぐにその白衣の姿が見えた。
弛い放射音が海鳴りのようにつたわる高い天井裏は見ることが出来ないが、天井の灰鼠の混凝土コンクリイトの上に心がとどまって遊んでいる気がし出し、それは天井が見られないために却ってそんな心が遊ぶ状態にあることを知った。
佩刀サアベルをシッカリと握ったまま、その井戸端の混凝土タタキの向側に置いてある一個の砥石といしに眼を付けた。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
今更の事のようにメソメソ泣きながら出迎えた一知夫婦と一緒に、一言も口を利かないまま、井戸端の混凝土タタキの上に並んで突立って、検事や、予審判事や、警官連の行動をオドオドと見守ってばかりいた。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)