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いりがわ
ふりがな文庫
“いりがわ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
入側
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入側
(逆引き)
小姓は
入側
(
いりがわ
)
から去った。大和守は両手を膝にして、やや仰向きになりながら、眼をつむった。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
入側
(
いりがわ
)
の方へ出に掛ると、玄関口から這入って来ましたのは
前
(
ぜん
)
申し上げました瀧川左京の娘おりゅうにて、私の身体を身請してくれると云う旦那様に
一言
(
ひとこと
)
頼みたいことも有るが
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兵部は
入側
(
いりがわ
)
から、小姓に刀を持たせてはいって来た。白の
生絹
(
すずし
)
の
単衣
(
ひとえ
)
の着ながしで、いかにもいま夜具から出て来た、という姿だったし、その顔にも、むりに起こされた人のふきげんな色があった。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
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