“いりかわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
入交26.3%
入側26.3%
入川26.3%
入代10.5%
入替10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と小突いて、入交いりかわって、むかいの生垣に押つけたが、蒼ざめたやっこの顔が、かッと燃えて見えたのは、咽喉のんどを絞められたものである。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
峰丹波は、大きなからだに入側いりかわの縁をきしませて……表むきはどこまでも、御後室様と臣です。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
笛吹川の一の釜の瀑、荒川の上流入川いりかわ谷の木賊とくさ瀑、釜沢の両門瀑などは、相当に見られる瀑である。
秩父の渓谷美 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
入代いりかわ立代たちかわり、いろんな人が、いろんな怪談を聴かしてくれたけれど、僕にとっては、これ以上の怪談、これ以上の物凄い話、これ以上の悲しい、痛ましい、哀れな話はなかった。
友人一家の死 (新字新仮名) / 松崎天民(著)
入替いりかわりて洋服の高等官吏、「嬢様お精が出ますね、令夫人おくさま御苦労でございます。」なかなか場数功者ばかずごうしゃかな。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)