“令夫人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れいふじん50.0%
おくさん25.0%
おくがた12.5%
おくさま12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しつの、其処そこに五にんた。著名ちよめいなる新聞記者しんぶんきしや審査員しんさゐん——画家ぐわか文学者ぶんがくしや某子爵ぼうししやく令夫人れいふじん一人ひとり。——そのた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ほほほ、貴郎あなた真面目まじめで聞くことはないんだわ。め組の云う兇状持なら、あの令夫人おくさんがああ見えて、内々大福餅がお好きだぐらいなもんですよ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
事実明かに、その人の好まない自分のとこ令夫人おくがたをお寄せ申すんだから、謹んで島山さんの思わくに服するんだ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「凶事がある前兆しらせじゃよ、昨夜ゆうべは夢見が悪かった。早速護摩ごまでもかせねばお邸から縊死くびくくりを出してどうするものじゃ。」と令夫人おくさまは大きに担ぐ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)