“賢夫人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんぷじん75.0%
けんふじん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
併しよくしたもので、春泥の細君さいくんというのが、仲々の賢夫人けんぷじんで、本田は原稿の交渉や催促なども、この細君を通じてやることが多かった。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ミイさんのような賢夫人けんぷじんや、小ツやんや早苗さんのオールド・ミスのおえら方にはできんことも、わたしらはするもん。なあマッちゃん、大いにやろう
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
その昔、発明マニアといわれた若き学徒彦田氏を助け、苦労のどん底を、ともかくも切りぬけ、そして今日の輝かしい彦田博士を世に出したお手柄の賢夫人けんふじんだった。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)