“田夫野人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でんぷやじん90.0%
でんぶやじん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世の中で何の名もなく位もないいわゆる田夫野人でんぷやじんであっても、その思うところ欲するところは王侯貴族に劣らぬものが沢山ある。
自由の真髄 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「ここにおわせられるは、ただびとではないぞ。よも、なんじらとて、文盲の田夫野人でんぷやじんでもあるまいが」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬琴の衒学癖げんがくへきやまい膏肓こうこうったもので、無知なる田夫野人でんぶやじんの口からさえ故事来歴を講釈せしむる事が珍らしくないが
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)