“令図”の読み方と例文
読み方割合
れいと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柏軒が此年甲寅に首唱して、矢島優善やすよし、塩田良三りやうさんの二人が計画し、小野令図れいとの家の祝のために催す茶番の事は、塩田氏の語る所が猶残つてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
令図れいとと倶に白水真人はくすゐしんじんを尊崇してゐた富穀が、「火事沙汰等も無御坐、第一之大悦に御坐候」と云つたのは妙である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
塩田氏は此年甲寅に小野令図れいとの家に催された茶番の事を語ること前記の如くであつた。茶番が此の如く当時の士人の家に行はれたのは、文明史上の事実である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)