“著名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちよめい33.3%
なだい25.0%
ちょめい16.7%
なだか8.3%
なだた8.3%
ポピュラー8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しつの、其処そこに五にんた。著名ちよめいなる新聞記者しんぶんきしや審査員しんさゐん——画家ぐわか文学者ぶんがくしや某子爵ぼうししやく令夫人れいふじん一人ひとり。——そのた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この絢尭斎というは文雅風流を以て聞えた著名なだいの殿様であったが、すこぶ頑固がんこな旧弊人で、洋医の薬が大嫌いで毎日持薬に漢方薬を用いていた。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
キキョウはキキョウ科中著名ちょめいな一草で、Platycodon grandiflorum A. DC. の学名を有する。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
世界に著名なだかき美人のお手から、せめて腐れたすみれの花束でも、一つ投げられて終生の護符おまもりにしよう、席料の三百フラン、五百法は嫌うところにあらず、とのぼせあがってぞ控えたり。
ここは世界に著名なだたるアルプス山麓の大遊楽境、宏壮優雅な旅館ホテル旗亭レストオランいらかをならべ、流行品店グラン・モオド高等衣裳店スチュディオ、昼夜銀行に電気射撃、賭博館や劇場やと、至れり尽せりの近代設備が櫛比しっぴして
絵筆を捨てた堅山画伯と呼ぶ方が著名ポピュラーであろうが——その鴻巣胎龍こうのすたいりゅう氏が奇怪な変死を遂げたと云う旨を、支倉はぜくら検事が電話で伝えたからである。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)