“著手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃくしゅ80.0%
ちやくしゆ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう君! われわれは著手ちゃくしゅしよう。しかし彼は結局 Noノー と言った。これは洋語だからお前達には分らない。そうでなければもっと早く成功したんだぞ。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
「わかもと」の主人長尾欽弥きんや君がそこへ入って、製薬に著手ちゃくしゅした時には、貧乏のどん底であったが、たちまちめきめきと発展を遂げたので、狭くはあるし、寺の中にいるのもいやだから
商売の繁昌する家 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
我々われ/\著手ちやくしゆするのは、一ぽん老松らうしやうのある雜木山ざふきやまなかで、一寸眼ちよつとめには、古墳こふんでもるかとおもはれるが、これは四はうはたひらいて自然しぜん取殘とりのこされた一區劃くゝわくほかならぬ。