“取殘”の読み方と例文
新字:取残
読み方割合
とりのこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々われ/\著手ちやくしゆするのは、一ぽん老松らうしやうのある雜木山ざふきやまなかで、一寸眼ちよつとめには、古墳こふんでもるかとおもはれるが、これは四はうはたひらいて自然しぜん取殘とりのこされた一區劃くゝわくほかならぬ。
かういふ構造こうぞうおいては、おほきな地震動ぢしんどうたいして眞先まつさきいたむのは最下層さいかそうである。さら震動しんどうつよいと階下かいか部分ぶぶんつぶれ、上層じようそうおほくは直立ちよくりつ位置いちまゝ取殘とりのこされる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
日本にほんつては大正たいしやうねん以來いらい問題もんだいまたこれ世界せかいからると、世界せかいいづれのくにいへど金解禁きんかいきんすで決行けつかうされてつてたゞ日本にほんだけが取殘とりのこされてるからして、何時いつ日本にほんきん解禁かいきんをするか
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)