“雜木山”の読み方と例文
新字:雑木山
読み方割合
ざふきやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々(われ/\)の著手(ちやくしゆ)するのは、一本(ぽん)老松(らうしやう)のある雜木山(ざふきやま)の中(なか)で、一寸眼(ちよつとめ)には、古墳(こふん)でも有(あ)るかと思(おも)はれるが、これは四方(はう)を畑(はた)に開(ひら)いて自然(しぜん)に取殘(とりのこ)された一區劃(くゝわく)に他(ほか)ならぬ。
宜道(ぎだう)が竈(へつつひ)の火(ひ)を消(け)して飯(めし)をむらしてゐる間(あひだ)に、宗助(そうすけ)は臺所(だいどころ)から下(お)りて庭(には)の井戸端(ゐどばた)へ出(で)て顏(かほ)を洗(あら)つた。鼻(はな)の先(さき)にはすぐ雜木山(ざふきやま)が見(み)へた。其(その)裾(すそ)の少(すこ)し平(たひら)な所(ところ)を拓(ひら)いて、菜園(さいゑん)が拵(こしら)えてあつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
『掘(ほ)るのなら僕(ぼく)の知(し)つて居(ゐ)る者(もの)の雜木山(ざふきやま)が好(い)い。案内(あんない)するから來給(きたま)へ』と文海子(ぶんかいし)は先(さ)きに立(た)つた。