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取縋
ふりがな文庫
“取縋”の読み方と例文
読み方
割合
とりすが
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とりすが
(逆引き)
取縋
(
とりすが
)
る松の枝の、海を分けて、
種々
(
いろいろ
)
の波の調べの
懸
(
かか
)
るのも、人が縋れば根が揺れて、
攀上
(
よじのぼ
)
った
喘
(
あえ
)
ぎも
留
(
や
)
まぬに、汗を
冷
(
つめと
)
うする風が絶えぬ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
木片に
取縋
(
とりすが
)
りながら少女が一人、川の中ほどを浮き沈みして流されて来る。私は大きな材木を選ぶとそれを押すようにして泳いで行った。
夏の花
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
おげんは意外な結果に
呆
(
あき
)
れて、皆なの居るところへ急いで行って見た。そこには母親に
取縋
(
とりすが
)
って泣顔を
埋
(
うず
)
めているおさだを見た。
ある女の生涯
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
取縋(とりすが)の例文をもっと
(89作品)
見る
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
縋
漢検1級
部首:⽷
16画
“取”で始まる語句
取
取出
取柄
取除
取次
取敢
取交
取做
取付
取着
“取縋”のふりがなが多い著者
島崎藤村
泉鏡花
三遊亭円朝
三上於菟吉
沖野岩三郎
アントン・チェーホフ
作者不詳
中里介山
水上滝太郎
幸田露伴