“取着”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
とッつき34.3%
とッつ17.1%
とりつ14.3%
とっつ5.7%
とつつき5.7%
とツつ5.7%
とつき2.9%
とつつ2.9%
とつゝ2.9%
とつゝき2.9%
(他:2)5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“取着”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.8%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
道具だてはしないが、硝子戸がらすどを引きめぐらした、いいかげんハイカラな雑貨店が、細道にかかる取着とッつきの角にあった。
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その段を昇り切ると、取着とッつき一室ひとま、新しく建増たてましたと見えて、ふすまがない、白いゆかへ、月影がぱっと射した。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つい夏の取着とッつきに、御主人のいいつけで、清酒すみざけをの、お前様、沢山たんとでもござりませぬ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
取着とッつきに、ひじいて、怪しく正面にまなこの光る、悟った顔の達磨様だるまさまと、女の顔とを、七分三分に狙いながら、
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
乳母 チッバルトどのゝ死骸なきがら取着とりついておきゃってでござります。彼方あちかしゃるなら案内あんないをしませう。
手燭ぼんぼりの影かすかに血の足痕あしあと仰見あふぎみる時しも、天井より糸を引きて一疋いつぴきの蜘蛛垂下たれさがり、お春の頬に取着とりつくにぞ
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「それにおかねさんの思いに取着とっつかれでもしちゃ大変だ」お島はそう言いながら、自分の箪笥のなかをひっくら返していた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
新吉も席を離れて、「あっしのとこもまだほん取着とっつ身上しんしょうで、御馳走と言っちゃ何もありませんが、酒だけアたくさんありますから、どうかマア御ゆっくり。」
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
いまじやあもう半年はんとしつたらう、あつさの取着とつつき晩方頃ばんかたごろで、いつものやうにあそびにつて
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
まだ可怪おかしかつたのは、一行いつかうが、それから過般いつかの、あの、城山しろやまのぼ取着とつつき石段いしだんかゝつたときで。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
むらから松並木まつなみきひとした、はら取着とツつきに、かたばかりの建場たてばがある。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
——いま背後うしろつた——取着とツつきの電燈でんとううち閉切しめきつた、障子しやうじまへへ、……つばさ掻込かいこんだ
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
残れる雪の夥多おびただしきが泥交どろまじりに踏散されたるを、くだんの車は曳々えいえい挽上ひきあげて、取着とつき土塀どべい由々ゆゆしく構へて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ぐる/\といそいでまはつて取着とつついてつてのぼる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其処そこきづだらけにつて漸々やう/\ところが、取着とつゝきで
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とき来懸きかゝつたのは、うも、はらの、むかふの取着とつゝきであつたらしい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
きしづたひに、いはんで後戻あともどりをて、はし取着とつゝき宿やどかへつた、——これ前刻さつきわたつて、むかごしで、山路やまみちはうへ、あのばあさんのみせはしだつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
取着とりつきには持ってこいの家だがね」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
トタンにかまち取着とツつきはしらもたれた淺黄あさぎ手絡てがら此方こつち見向みむく、うらわかいのとおもてはせた。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)