“とッつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取着33.3%
取附33.3%
取付19.0%
取憑9.5%
4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新造に取着とッつかれるおぼえはないから、別に殺そうというのじゃあなかろう、生命いのちに別条がないときまりゃ、大威張りの江戸児えどっこ
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
酒の中へ麻酔薬しびれぐすりを入れて飲ませるので、これを飲ませれば身体が利かん、此処にはお医者もおいででしょうから毒酒を調合してお片附けなさえ、それも初めからでは何うして中々取附とッつけねえ
関取能くお考えください、わたしは恥をお話し致しますよ、昨年夏の取付とッつきでげしたが、瓜畑を通り掛りまして、真桑瓜を盗んで食いまして、すでに縛られて生埋になる処を
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
取憑とッついた男どもが、眉間尺みけんじゃくのように噛合かみあったまま、出まいとして、の下をくぐって転げる、其奴そいつを追っ懸け追っ懸け、お綾がさすると、腕へすべって、舞戻って、鳩尾みずおちをビクリと下って
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
只どうも魂消てしまって、どうかまアこういう事ならとッつアんの死んだ時一緒に死なれりゃア死にたかったと思えますくらいで
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)