“江戸児”のいろいろな読み方と例文
旧字:江戸兒
読み方割合
えどっこ75.0%
えどッこ17.9%
えどつこ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのおもて赤しといえども、その力大なりといえども、山男にて手を加えんとせんか、女が江戸児えどっこなら撲倒はりたおす、……御一笑あれ、国男の君。
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と御維新以来このかた江戸児えどッこの親分の、慶喜様が行っていた処だ。第一かく申すめの公も、江戸城を明渡しの、落人おちうどめた時分、二年越居た事がありますぜ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二丁目の我が借家の地主、江戸児えどつこにて露地を鎖さず、裏町の木戸には無用の者るべからずとかたの如く記したれど、表門には扉さへなく、夜が更けても通行勝手なり。
草あやめ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)