“江戸川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えどがわ60.0%
えどがは40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは近年市街と化した多摩川たまがわ沿岸、また荒川あらかわ沿岸の光景から推察して、江戸川えどがわ東岸の郊外も、大方樹木は乱伐せられ、草は踏みにじられ
葛飾土産 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
あの時に江戸川えどがわ大曲おおまがりの花屋へ寄って求めたのがやはりベコニアであった。紙で包んだ花鉢をだいじにぶら下げて車にも乗らず早稲田わせだまで持って行った。
病室の花 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
郊外かうぐわい際涯さいがいもなくうゑられたもゝはなが一ぱいあかくなると木陰こかげむぎあをおほうて、江戸川えどがはみづさかのぼ高瀬船たかせぶね白帆しらほあたたかえて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
宿やど入口いりくち井戸川ゐどがはつて江戸川えどがはをなまつたやうな、いさゝかものしさうなながれがあつた。ふるはしかゝつてた。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)