“際涯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいがい38.9%
はてし30.6%
はて19.4%
さいはて5.6%
さいげん2.8%
はたて2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鶴見は海と共に際涯さいがいもない感情を抱いてその画を丹念に見返し見返ししている。波と岩との争闘のほかに火と海との相剋がそこにある。
日本にほん化物ばけもの貧弱ひんじやくなのにたいして、支那しなるとまつたことなる、支那しなはあのとほ尨大ぼうだいくにであつて、西にしには崑崙雪山こんろんせつざん諸峰しよぼう際涯はてしなくつらな
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
バーリ、ガエタ及びカートナ際涯はてを占め、トロント、ヴェルデの流れて海に入る處なるアウソーニアのつのもまたしか望みき 六一—六三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
女は遠浅の海の水平線です広さだけはふしぎな際涯さいはてをもつてゐる偽りの去勢動物です
其様そんなことを言つて見た日にやあ際涯さいげんが無い。何ぞと言ふと風間さんは直に家の事情、家の事情だ。誰だつて家の事情のないものはありやしません。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
際涯はたてはいづく壱岐対馬
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)