トップ
>
江戸川
>
えどがは
ふりがな文庫
“
江戸川
(
えどがは
)” の例文
郊外
(
かうぐわい
)
に
際涯
(
さいがい
)
もなく
植
(
うゑ
)
られた
桃
(
もゝ
)
の
花
(
はな
)
が一
杯
(
ぱい
)
に
赤
(
あか
)
くなると
其
(
そ
)
の
木陰
(
こかげ
)
の
麥
(
むぎ
)
が
青
(
あを
)
く
地
(
ち
)
を
掩
(
おほ
)
うて、
江戸川
(
えどがは
)
の
水
(
みづ
)
を
溯
(
さかのぼ
)
る
高瀬船
(
たかせぶね
)
の
白帆
(
しらほ
)
も
暖
(
あたたか
)
く
見
(
み
)
えて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
宿
(
やど
)
の
入口
(
いりくち
)
に
井戸川
(
ゐどがは
)
と
云
(
い
)
つて
江戸川
(
えどがは
)
をなまつたやうな、
些
(
いさゝ
)
かもの
欲
(
ほ
)
しさうな
稱
(
な
)
の
流
(
ながれ
)
があつた。
古
(
ふる
)
い
木
(
き
)
の
橋
(
はし
)
が
架
(
かゝ
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
花櫻
(
はなざくら
)
香山家
(
かやまけ
)
ときこえしは
門表
(
もんへう
)
の
從
(
じゆ
)
三
位
(
み
)
よむまでもなく、
同族中
(
どうぞくちう
)
に
其人
(
そのひと
)
ありと
知
(
し
)
られて、
行
(
ゆ
)
く
水
(
みづ
)
のながれ
清
(
きよ
)
き
江戸川
(
えどがは
)
の
西
(
にし
)
べりに、
和洋
(
わやう
)
の
家
(
や
)
づくり
美
(
び
)
は
極
(
きは
)
めねど、
行
(
ゆ
)
く
人
(
ひと
)
の
足
(
あし
)
を
止
(
と
)
むる
庭木
(
にはき
)
のさまざま
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
年齡
(
とし
)
を
積
(
つ
)
むに
從
(
したが
)
つて
短
(
みじか
)
く
感
(
かん
)
ずる
月日
(
つきひ
)
がさういふ
間
(
あひだ
)
に
循環
(
じゆんくわん
)
して、くすんで
見
(
み
)
えることの
多
(
おほ
)
い
江戸川
(
えどがは
)
の
水
(
みづ
)
を
往復
(
わうふく
)
する
通運丸
(
つううんまる
)
の
牛
(
うし
)
が
吼
(
ほ
)
えるやうな
汽笛
(
きてき
)
も
身
(
み
)
に
沁
(
し
)
みて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
此
(
こ
)
の
坂
(
さか
)
の
上
(
うへ
)
から、
遙
(
はるか
)
に
小石川
(
こいしかは
)
の
高臺
(
たかだい
)
の
傳通院
(
でんづうゐん
)
あたりから、
金剛寺坂上
(
こんがうじざかうへ
)
、
目白
(
めじろ
)
へ
掛
(
か
)
けてまだ
餘
(
あま
)
り
手
(
て
)
の
入
(
はひ
)
らない
樹木
(
じゆもく
)
の
鬱然
(
うつぜん
)
とした
底
(
そこ
)
に
江戸川
(
えどがは
)
の
水氣
(
すゐき
)
を
帶
(
お
)
びて
薄
(
うす
)
く
粧
(
よそほ
)
つたのが
眺
(
なが
)
められる。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“江戸川”の解説
江戸川(えどがわ)は、関東地方を流れる一級河川。利根川水系で利根川の分流(派川)である。
流路延長は本流(江戸川放水路)河口より約55km、旧江戸川河口より約60km、流域面積約200km
2
である。流域は、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都の1都3県におよぶ。
(出典:Wikipedia)
江
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“江戸川”で始まる語句
江戸川端
江戸川区
江戸川紙
江戸川縁
江戸川乱歩