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白帆
ふりがな文庫
“白帆”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しらほ
89.7%
はくはん
10.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しらほ
(逆引き)
しかし、ありがたいことには、海べに立って、沖の方をながめていますと、一そうの
白帆
(
しらほ
)
の、こちらへ近づいて来るのが見えました。
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
郊外
(
かうぐわい
)
に
際涯
(
さいがい
)
もなく
植
(
うゑ
)
られた
桃
(
もゝ
)
の
花
(
はな
)
が一
杯
(
ぱい
)
に
赤
(
あか
)
くなると
其
(
そ
)
の
木陰
(
こかげ
)
の
麥
(
むぎ
)
が
青
(
あを
)
く
地
(
ち
)
を
掩
(
おほ
)
うて、
江戸川
(
えどがは
)
の
水
(
みづ
)
を
溯
(
さかのぼ
)
る
高瀬船
(
たかせぶね
)
の
白帆
(
しらほ
)
も
暖
(
あたたか
)
く
見
(
み
)
えて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
白帆(しらほ)の例文をもっと
(26作品)
見る
はくはん
(逆引き)
すでに
水平線上
(
すゐへいせんじやう
)
に
高
(
たか
)
く
昇
(
のぼ
)
つた
太陽
(
たいよう
)
は
燦爛
(
さんらん
)
たる
光
(
ひかり
)
を
水
(
みづ
)
に
落
(
おと
)
して
金波
(
きんぱ
)
洋々
(
やう/\
)
たる
海
(
うみ
)
の
面
(
おも
)
には
白帆
(
はくはん
)
の
影
(
かげ
)
一
點
(
てん
)
二
點
(
てん
)
、
其
(
その
)
間
(
あひだ
)
を
海鴎
(
かいおう
)
の
長閑
(
のどか
)
に
群
(
むらが
)
り
飛
(
と
)
んで
居
(
を
)
る
有樣
(
ありさま
)
などは
自然
(
しぜん
)
に
氣
(
き
)
も
心
(
こゝろ
)
も
爽
(
さはや
)
かになる
程
(
ほど
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
されど
爰
(
ここ
)
に注意すべきことあり。広重は歌川
豊広
(
とよひろ
)
の門人にして人物画をもよくしたるにかかはらず、隅田川の風景を描くにさへ
強
(
し
)
ひて花見の
喧騒
(
けんそう
)
を避け、
蘆荻
(
ろてき
)
白帆
(
はくはん
)
の閑寂をのみ求めたる事なり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
白帆(はくはん)の例文をもっと
(3作品)
見る
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
帆
常用漢字
中学
部首:⼱
6画
“白帆”の関連語
縦帆
角帆
“白”で始まる語句
白
白粉
白髪
白痴
白洲
白眼
白衣
白刃
白銀
白々
“白帆”のふりがなが多い著者
田中英光
押川春浪
与謝野寛
徳冨蘆花
倉田百三
泉鏡太郎
竹久夢二
永井荷風
泉鏡花
長塚節