“木陰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こかげ90.0%
ぼくいん5.0%
コカゲ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他にビクターにコルトーが二枚「椰子やし木陰こかげ」と「セキディリア」。それからビクターのイトゥルビの「コルドバ」は異色がある。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
されば大恩だいおん教主けうしゆ阿含あごん説法せつぱう志道軒しだうけん隆々りゆう/\木陰ぼくいん揮回ふりまはす、皆之みなこれこ〻の呼吸こきふ呑込のみこんでのうへはなしなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
半世紀を経た位の木ぶりが、一様にソロつて見える。月の光りも薄い木陰コカゲ全体が、勾配を背負つて造られた円塚であつた。月は、瞬きもせずに照し、山々は、深くマブタを閉ぢてゐる。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)