“牛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うし72.5%
ぎゅう16.7%
ぎう4.9%
ベゴ1.0%
べこ1.0%
べご1.0%
オックス1.0%
トウロス1.0%
ベコ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしは、おだやかなおおきなをみはって、遠方えんぽうひかりらされてあつそうな景色けしきていましたが、からすがあたまうえでこういますと
馬を殺したからす (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのころぎゅうなべをつつくのは、ひんのわるいものがやることで、いれずみをしたまちのごろつきと、適塾てきじゅく書生しょせいとにかぎられていました。
「三田さんは御酒でしたね。牛肉にくですか、かしわですか。かしわの方がいゝでせう。ぎうは臭くていやだねえ。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
タネリは思わず、また藤蔓を吐いてしまって、いきおいよく湿地のへりを低い方へつたわりながら、そのベゴの舌の花に、一つずつ舌を出して挨拶あいさつしてあるきました。
「畜生、びつくりさせやがる。めんこくもねえべこだ!」
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
「ほう、こいづはまるでべごきものよだな。」
葡萄水 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
イギリスの大学の試験ではオックスでさへ酒をませると目方が増すとひます。又これは実に人間エネルギーの根元です。酒は圧縮せる液体のパンと云ふのは実に名言です。
税務署長の冒険 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
そう言えば、まだこの「トウロス」のことを説明しなかったが、ちょっとここで一つ大急ぎで書いておこう。
ウンがエバベコクソも味噌にならネ。
津軽地方特有の俚諺 (新字旧仮名) / 福士幸次郎(著)