“牛糞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎゅうふん50.0%
うしくそ16.7%
うしぐそ16.7%
ぎうふん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あっちの家からもこっちの家からも人が出て通りをいております。水がまかれ牛糞ぎゅうふんや石ころはきれいにとりのけられ、また白い石英せきえいすなかれました。
四又の百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
もうすたすたと、横の畑道から廻って、牛糞うしくその多い北野の往来へ出て行くのだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やい、牛糞うしぐそ町のわっぱ」と、十八公麿をとりまいていった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ヒンヅ教の一寺院をうて見たが、屋上にも堂ぜんにも牛の像をまつることあたか天神てんじん様の前の如く、牛糞ぎうふんを塗つた四五人の僧は牛皮ぎうひの靴を穿いて居る僕等を拒んで堂内に入れ無かつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)