“ぎゅうふん”の漢字の書き方と例文
語句割合
牛糞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あっちの家からもこっちの家からも人が出て通りをいております。水がまかれ牛糞ぎゅうふんや石ころはきれいにとりのけられ、また白い石英せきえいすなかれました。
四又の百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
草原の草を縛り合わせて通りかかった人をつまずかせたり、田圃道に小さな陥穽おとしあなを作って人を蹈込ふみこませたり、夏の闇の夜に路上の牛糞ぎゅうふんの上に蛍を載せておいたり
重兵衛さんの一家 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
樹脂やにのある木片や松脂まつやにに浸した繩屑なわくずを燃しています。ドーフィネの山地においても、すべてそのとおりです。彼らは一度に六カ月分のパンを作り、乾かした牛糞ぎゅうふんでそれを焼きます。