“躓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つまず71.9%
つまづ22.8%
つま4.3%
けつまず0.4%
けつまづ0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
励んだり、気負いたっているとき、出はなにくと、ずるずると、それはもう惨めとも話にならぬだらしなさで泥沼へ落ちてしまう。
青鬼の褌を洗う女 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
人間はすべてき、すべてが絶望の苦悩を持つてゐるものであると、伊庭は云ふのである。どの人間も、絶望は長く、喜びは短い。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
そのうちにあまり用心しすぎたせいだろう、畳の破れめにでもずいたらしく、どさどさとよろけざま、なにかを踏みぬく激しい音が聞えた。
泥棒と若殿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「だって、住吉、天王寺も見ないから、大阪へ着いて早々、あのは? でもあるまいと思う。それじゃ慌て過ぎて、振袖にいて転ぶようだから、痩我慢黙然でいたんだ。」
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ひよつくら其様なことを考へたのだ。彼は平坦の路を歩いてゐて、不意に小石にいたやうに吃驚した。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
けつびつ、裾踏み乱して嗚咽しながら、門まで大次郎のあとを追って出て千浪の耳に聞えたのは、そこの練塀小路の町かどをまがって消えて行く、かれの詩吟の声のみだった。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)