“けつまづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蹉躓25.0%
蹴躓25.0%
蹶躓25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ロレ 南無なむやフランシス上人しゃうにんまもらせられい! はれ、けったいな、今宵こよひこの老脚らうきゃくいくたび墓穴はかあな蹉躓けつまづいたことやら!……れぢゃ、そこにゐるのは?
ロレ いや、かしこゆるうぢゃ。馳出かけだもの蹉躓けつまづくわい。
川柳せんりうに、(うたひとつあつてはなしにけつまづき)とふのがあると、何時いつかもわらつてりました、成程なるほどとほりと感心かんしんしましたのが、今度こんどうへで、うたがあつて蹴躓けつまづきまして
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
どう考えても乃公は悪人ではないが、古久先生の古帳面に蹶躓けつまづいてからとてもツかしくなって来た。彼等は何か意見を持っているようだが、わたしは全く推測が出来ない。
狂人日記 (新字新仮名) / 魯迅(著)
ひよつくら其様なことを考へたのだ。彼は平坦の路を歩いてゐて、不意に小石にけつまづいたやうに吃驚びつくりした。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)