“吃驚”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
びっくり75.9%
びつくり17.1%
びっく4.3%
きっきょう0.9%
びつく0.6%
びつくら0.4%
おどろき0.2%
たま0.2%
びッくり0.2%
びツくり0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“吃驚”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語12.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.3%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆1.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
王様からこう尋ねられますと、女中は吃驚びっくりしたような顔をして顔を見合わせました。そうして二人一時にこう答えました。
オシャベリ姫 (新字新仮名) / 夢野久作かぐつちみどり(著)
これは大変と吃驚びっくりして袋を調べて見ると、最前さっき美留女姫が鋏で切り破った穴が、袋の底に三角にいている。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
男は暗の中にも、遂ぞ無い事なので吃驚びつくりして、目を圓くもしてゐたが、やがてお定は忍び音で歔欷すゝりなきし始めた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
この失策を披露しては、またまた相場が下がるであろと、思ひ付きの急腹痛あいたあいたとうめかかるに旦那様も大吃驚びつくり
今様夫婦気質 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
ザヴィエルは、この弥次郎という人間が、実にどうも誠心誠意キリストの教えを守るので、とても吃驚びっくりしたのであります。
「それは……」と青年は吃驚びっくりするほど態度や声を狼狽うろたえさせたが「どうも此処では申し上げられませんので……」
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
◯一方エリパズら三友は、来り観て想像以上の悲惨なる光景にまず吃驚きっきょうし、同情と共に一種の疑の起るを防ぎ得なかったのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
からりと鳴って、響くとひとしく、金色こんじきはた、一具宙を飛落とびおつ。一同吃驚きっきょうす。社殿の片扉かたとびらさっひらく。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼は吃驚びつくりしたやうに見えた——今、私にお歸りと云つたのに、吃驚りするなんて、ひどく矛盾してゐるわけだが。彼は叫んだ。
一度だつて彼の口から出るよくない隱喩いんゆ諷刺ふうし吃驚びつくりしたりまごついたりしたことはなかつた。
「ああ、吃驚びつくらした。何時いつ御帰んなすつて」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
狂ひ出すと——吃驚びつくらしただが、
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ざらざらと藁が揺れて、広き額を差入れて、べとりと頤髯あごひげ一面なその柔和な口を結んで、足をやや爪立つまだったと思うと、両の肩で、吃驚おどろきの腹をんで
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いいらぶつ吃驚たまげた真似まね仕出しでかし申してのおまへさま。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
賢ちゃんが吃驚びッくりして眼を円くした時、私は卒然いきなりバタバタと駈出し、前へ行く児にトンと衝当つきあたる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
と雪江さんの吃驚びッくりしたような声がして、大方おおかた振向いたのだろう、かおの輪廓だけが微白ほのじろ暗中あんちゅうに見えた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
かたえりから次第しだいに、天窓あたままで一めんかぶつたから吃驚びツくりいし尻持しりもちいて
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
吃驚びツくりしてしたゆびをつけてじつとると、いま折曲をりまげたひぢところへつるりと垂懸たれかゝつてるのはおなじかたちをした、はゞが五
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)