“不気味”のいろいろな読み方と例文
旧字:不氣味
読み方割合
ぶきみ90.0%
ぶきび6.7%
けうと3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左衛門 恐ろしいというよりも不気味ぶきみな、たちの悪い夢だった。魂の底にこたえるような。(まじめな顔をして、夢をたどっている)
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
一種の魔力をっているかのように思われているお杉ばばあむかって、迂濶うかつに手をくだすのは何だか不気味ぶきびでもあるので、いずれも眼と眼を見合わして、真先に進んで出る勇者を待っていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
手の骨の細く不気味けうとき蝙蝠はひねこび顏に何をたくらむ
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)