“薄気味”のいろいろな読み方と例文
旧字:薄氣味
読み方割合
うすきみ66.7%
うすきび20.0%
うすぎみ6.7%
うすっきみ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんにもはずきふにものもいはれないでみまもると、親仁おやぢはじつとかほたよ。うしてにや/\と、またとほり笑方わらひかたではないて、薄気味うすきみわる北叟笑ほくそゑみをして
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
薄気味うすきび悪くなって遣ろうとするが、最う受取らない。いよ、呉れないと云ったね、いよと、其許そればかりを反覆くりかえして行って了う。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そして向う河岸一帯は百本くいの方から掛けて、ずっとこう薄気味うすぎみの悪いような所で、物の本や、講釈などの舞台にくありそうな淋しい所であった。
甚「おい/\あんま薄気味うすっきみがよくねえ、今夜は泊って行きねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)