“杭”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くい65.2%
くひ16.3%
ぐい10.4%
ぐひ5.2%
あらが0.7%
くぎ0.7%
くひせ0.7%
こう0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“杭”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.1%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それは、まったく翡翠かわせみくいの上から魚影をうかが敏捷びんしょうでしかも瀟洒しょうしゃな姿態である。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
どんな巧妙な加減乗除をしても、この僕の一・〇いちこんまれいという存在は流れの中に立っているくいのように動かない。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
わたくしはいつも此桟橋のはづれまで出て、太いくひに腰をかけ、ぴた/\寄せて来る上潮の音をきゝながら月を見る……。
町中の月 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「糸をつけて水の中に沈めたもの、——場所は水へ降りる段の右側、三番目のくひから、下へ長く引いた糸がある筈です」
すると、あたかも焼けぐいに火のついたように、失恋の悲しみは、僕の体内で猛然として燃え出した。
恋愛曲線 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
ここにはもやぐいとホッ立て小屋がある。毛馬村の船着と見て、七名は、ばらばらとそこへ先廻りして降口おりぐちやくして待っていた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おぼれる時、彼方此方へ打つかつたんですね。兩國の橋げたとか、百本ぐひとか、こんなぶちを拵へるものが澤山ありますよ」
向島で沈んだ船を見て、百本ぐひへ死骸を見に行つた平次は、現場でハタと三輪の萬七に逢つてしまひました。
それでも權助は、強ひてあらがふ樣子もなく、一度に溜飮りういんを下げるとニヤリと人の好いも笑ひを殘して、元の座へ立ち去りました。平次はその後から娘を助けて跟いて行き乍ら、
それが今ではくぎん棒一本手に入れるのも容易ではなくなった。
夏蚕時 (新字旧仮名) / 金田千鶴(著)
朝霧やくひせ打つ音丁々たり
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
そう理宗りそう皇帝のとき、浙江せっこううしおがあふれてこう州の都をおかし、水はひさしく退かないので、朝野の人びとも不安を感じた。