“くぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クギ
語句割合
83.0%
8.5%
句切1.9%
1.5%
区画1.1%
区限0.7%
区劃0.7%
區限0.4%
予防線0.4%
区切0.4%
區切0.4%
口切0.4%
批評0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は扉のそばに付けになって、身動きもせず、凍えきり、歯をうち合して震え、扉を開く力もなく、床につく力もなかった……。
早川の対岸に、空をつて聳えてゐる、連山の輪廓を、ほの/″\とした月魄が、くつきりと浮き立たせてゐるのであつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
ハッキリ句切りがついて頭に畳み込んでありませぬから、あるいは前後したり、混雑したり、いろいろお聴きにくいところがあるだろうと思います。
道楽と職業 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
夜明けの来る東の方は茫洋たる平原であった。平原は淡い紫の一色に塗りつぶされて、目の下をって、かな中央の山脈が峰々の曲線を青く浮きあがらせる。朝あけであった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
その岡の上に麦酒会社の建築物が現われて、黒い輪廓があざやかに、灰色の空を区画ったところなど、何とはなしに外国の景色を見るようである。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
その老いた幹には、大きな枝の脇の下に寄生木が生えて居た。その樹に対して右手には、その屋敷とそれの地つづきである桐畑とを区限つて細い溝があつた。何の水であらう。
帷幕区劃られているその一劃は、前方の室といちじるしく趣を異にしていて、壁は一帯に灰色の膠泥で塗られ、床には同じ色で、無地の絨毯が敷かれてあって、窓は前室のよりもやや小さく
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
私達の區限られた部屋に
(旧字旧仮名) / ライネル・マリア・リルケ(著)
雜作もなく區限つてゐる
(旧字旧仮名) / ライネル・マリア・リルケ(著)
「然しあんなに駄目を押して、予防線をさすッてエなア何様もの洞喝だろうが——奴等も大部こたえたらしいナ」
監獄部屋 (新字新仮名) / 羽志主水(著)
ただ時を区切って雨滴の音だけがぽたりぽたりと響いた。平生の通り落ちついた態度で、の中を見廻しながら「なるほど好い御室ね、そうしてだ事」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
數限もない材木のまゝにしてあるが、彼處へ五此處へ六流寄つたしたく、三方からツにつて、三角形區切つた、あたりはく、一面早苗田のやうである。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
串戯のように云って、ちょっと口切ったが、道学者の呆れて口が利けないのに、押被せて
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
きにさんから小言頂戴したりかしました、へいさんらつしやいまし、うも先達の二番目狂言貴嬢がチヨイと批評をおになつた事を親方に話しましたら
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
それが今ではん棒一本手に入れるのも容易ではなくなった。
夏蚕時 (新字旧仮名) / 金田千鶴(著)