“くわく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
33.3%
8.3%
8.3%
8.3%
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなくちかぬのにこれなのであるから、横穴よこあな發見はつけんとなつたら、どんな混亂こんらんしやうずるかわからぬといふので、警戒區域内けいかいくゐきないさらまた小區せうくくわくし、此所こゝにはたれれぬことにして
平賀源内がじゆくを開き、千葉周作が道場を建てたところで、神田には、珍らしい異色の一くわくですが、その癖、近所にはつみ綿の師匠や、取締の網の目をもぐつた曖昧あいまいな出合茶屋などがあり
いくばくもなく官を退いた後は、故山、くわく略に歸臥し、人と交を絶つて、ひたすら詩作に耽つた。
山月記 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
彼等は未だくわく略にゐる。固より、己の運命に就いては知る筈がない。君が南から歸つたら、己は既に死んだと彼等に告げて貰へないだらうか。決して今日のことだけは明かさないで欲しい。
山月記 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
蓋し猛虎もゆるが故に他をくわくす、然れども何の日か猛虎の全く餓ゆるなきを得む。
想断々(2) (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
曲終つてばちををさめ むねに当ててくわく
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あらはすと、くわくおほい、翡翠ひすゐとかいてね、おまへたち……たちぢやあ他樣ほかさま失禮しつれいだ……おまへなぞがしがるたまとおんなじだ。」
鳥影 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)