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『想断々(2)』
ふりがな文庫
『
想断々(2)
(
そうだんだん(2)
)
』
兵甲と国家 兵甲を以て国威を張るは変なり。兵甲は寧ろ国家を弱め、人心を危うするに足るも、以て大に国力を養ひ、列国に覇たらしむる者にあらず。国の本真は気にあり。気若し備はらば業挙らむ。凡そ業なくして勇を談ずるは、仮勇なり。業は以て地歩を堅うし …
著者
北村透谷
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「平和 一號」平和社(日本平和會)、1892(明治25)年3月15日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
肯
(
あへ
)
背
(
はい
)
攫
(
くわく
)
大
(
おほい
)
業
(
げふ
)
何処
(
いづこ
)
困
(
くる
)
自
(
みづか
)
産
(
うま
)
爾
(
なんぢ
)
煩
(
わづら
)
本真
(
ほんしん
)
蹂躪
(
じうりん
)
畏
(
おそ
)
仆
(
たふ
)
揷
(
はさ
)
弄
(
ろう
)
幾間
(
いくけん
)
席捲
(
せきけん
)
対峙
(
たいぢ
)
傲
(
ほこ
)
変
(
へん
)
痩
(
や
)
餓
(
う
)
隘牢
(
あいらう
)
迺
(
すなは
)
覇
(
は
)
莫然
(
ばくぜん
)
凌
(
しの
)
凡
(
およ
)
吼
(
ほ
)
税斂
(
ぜいれん
)
睹
(
み
)
彼
(
か
)
疾疼
(
しつとう
)
嘉
(
よみ
)
如何
(
いか
)
寧
(
むし
)
此邦
(
このくに
)
懼
(
おそ
)