“覇”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
97.1%
2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時の松竹というものは関西では既にを成していたが東京に於てはまだホヤホヤでしかもどの興行も当ったというためしを聞かない
生前身後の事 (新字新仮名) / 中里介山(著)
戦国の英雄が諸州におこした頃であったから、長柄の流行は、さかんを極めて、戦場ばかりでなく、平時でも引っ提げて歩く者があった。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おまえさんたちはたった今、そこの辻で、江州の三といわれる顔役のひとりと喧嘩しなすッたろうが。いやはや、あぶねえもんだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と宋江が仲に立って、晁蓋以下一党の同勢へ三の連中をひきあわせた。所もよし、白龍廟はくりゅうびょうの神殿だった、その大廻廊でのことだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)