“ぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
22.8%
21.8%
11.2%
7.9%
6.3%
3.6%
3.6%
3.3%
3.0%
2.6%
1.7%
1.3%
1.3%
1.0%
1.0%
1.0%
1.0%
禿0.7%
0.7%
0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
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0.3%
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0.3%
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0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
バルブレンはわたしの耳をって、先にわたしを中へつっこんでおいて、自分もあとからはいって、ドアをぴしゃりと立てた。
アラスカ丸は七千トンだから荷物船カーゴボートでは第一級の大型だったが、たとい七千噸が七万噸でもあの波に引っかかったらも同然だ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
然し、したの図書館員の仕事はいつも機械的であり、あてがわれるままを甘受する飜訳はいつも機械的であった。それも生活のためだ。
溺るるもの (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「お前さんとこのお民さんは顔に似合はなえ力があるねえ。この間も陸稲をかぼの大束を四づつも背負つて通つたぢやなえかね。」
一塊の土 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
覆面探偵の方はいずれ仮面をひっいでやるが、彼からポントスのことやパチノ墓地のことを十分吐きださせた後からでも遅くはないであろう
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
らそれから五百匁ひやくめぐれえ軍鷄雜種しやもおとしくゝつて一ぺんつちまつたな、さうしたらねつた」かれにはかこゑひくくしたが、さら以前いぜんかへつて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ただ青い空と、それから駅の前の広ッの真中にたった一本突立っている高い高い木の梢がほんのちょっぴり見えるだけなんです。何の樹かわかりませんけども……
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
かたむけぬ、との御意でありましたから、今日も恵瓊が来て、そっと、よそで会談しておりましたが、頭からその斡旋あっせんねて別れたわけでございまする
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本堂と庫裡とをつなぐ板敷の間で、ずば抜けて背のひよろ長い、顔も劣らずに馬面うまづらの、真白なのすぐ目につく男が突立つてゐた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
いちゃいけませんよ。——ところで親分、三日ばかり米沢町へ行って、巴屋の家の方へ泊ってやったものでしょうか」
人生はつねに寸善尺魔すんぜんしゃくまである。富士男とゴルドンが、ドノバン一に対する善後策ぜんごさくを考えだすひまもなく、不幸な分裂ぶんれつが思いがけなく、その晩におこった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
が、しかし、今この材木場の奥に突き当って、そこに眺めた深い暗やみはたしかにその一ツで、俗に、聖天しょうでんあなといった跡にちがいない。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さるをかくごとくなるに至りし所以ゆえんは、天意か人為かはいざ知らず、一動いて万波動き、不可思議の事の重畳ちょうじょう連続して、其の狂濤きょうとうは四年の間の天地を震撼しんかん
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
後半を不出来であるという理由で突ッねるというのは、相当の勇気を要することである。
文壇昔ばなし (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
若い元気のいい女が白いうわりをきて、白や赤の布で髪をつつんで、テキパキと給仕してくれる。どの皿も半額だ。さっきの食券をわたして食べる。
ソヴェト文壇の現状 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「大丈夫だ、お二人とも御評判がいいから。この興行はしりねがしますぜ」
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「ざまア見あがれ、明日は龍の口の評定所へ駈け込み訴へだ。一萬二千石は三月經たないうちに微塵みぢんさ。それが嫌なら、娘をお屋敷へ呼返した上、下手人に繩付けて來い」
頭がつるっ禿げなので、「ロンコロオヤシ」(禿頭をもつおばけ)とも称する。おばけといっても案外親切な連中で、山の中で荷物が重くて困っている時など
えぞおばけ列伝 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
「引けまでにはねっ返すだろう。今日はうまの日だぜ。尻っねだ」
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
しろはねにはとりが五六、がり/\とつめつちいてはくちばしでそこをつゝいてまたがり/\とつちいては餘念よねんもなく夕方ゆふがた飼料ゑさもとめつゝ田圃たんぼからはやしかへりつゝある。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
すこしづつつた。南瓜たうなす晝間ひるまいてよるになるとそつとつるいて所在ありかさがすのである。甘藷さつまいもつちいてさがりにするのはこゝろせはぎるのでぐつとく。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おまえさんたちはたった今、そこの辻で、江州の三といわれる顔役のひとりと喧嘩しなすッたろうが。いやはや、あぶねえもんだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と宋江が仲に立って、晁蓋以下一党の同勢へ三の連中をひきあわせた。所もよし、白龍廟はくりゅうびょうの神殿だった、その大廻廊でのことだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
箆棒べらぼう、おつめんなもんぢやねえ、それだらぜにせよぜに、なあ、ぜにさねえつもりすんのが泥棒どろぼうよりふてえんだな、西にしのおとつゝあ躊躇逡巡しつゝくむつゝくだから、かたで
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
博勞ばくらうなんちい奴等やつら泥棒根性どろぼうこんじやうくつちや出來でき商賣しやうべえだな、ちくらつぽうんぬいて、兼等かねらりや、れことせえおつめるつもりしやがつて」かね博勞ばくらう向側むかうがはから戯談じようだんらしい調子てうしでいふと
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
卯平うへい勘次かんじとのあひだ豫期よきしてごとひやゝがではあつたが、丁度ちやうど落付おちつかない藁屑わらくづあしいてはにはとり到頭たうとうつくるやうに
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
たんとやいたとり餌料ゑさてはみんなかごからばさ/\とびおりてこツこツときながらつめき/\あらそうてつゝいた。勘次かんじつひとりかず不足ふそくしてることをたしかめざるをなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「中の広ッへだよ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それ故九十九は不吉でござる。がしかし不吉のその数も手段を加えれば吉ともなる。手段というのは引っずすことじゃ
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「よしてくんな、こっずかしい、こっちはまだ半人めえ、ここのおかみさんは江戸に幾人という腕っこきだ」
枡落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
到頭席へ引っってきた。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
男の社員の場合は中学校出と専門学校出との間には区別があるのに、女事務員だけはそんな区別がなく十一からげだった。
舗道 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
引ったかれそうだから眼鏡が壊れるような気がしたからである。勿論、廊下に出て貰って取っ組みをしてもよい腹立たしさだった。この席に、堀辰雄もいた。
我が愛する詩人の伝記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
それにも、渠の私行上の、然し渠自身からおほびらにしてゐることのきが載つてゐる。そして
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「こいつア恐れいりやした。渡りをつけるってえご定例じょうれいは、ほんとのとこは、そちらから、こちらへしていただくのが作法でござんすがね。野暮をいうなあ止しやしょう。——おいっ、
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と謂ツて學士は、何も謹嚴に構へて、所故ことさらひとに白い齒を見せぬといふつもりでは無いらしい。一體がえぬたちなのだ。顏はあをちろい方で、鼻は尋常だが、少しである。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)