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刎
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ぱ
ふりがな文庫
“
刎
(
ぱ
)” の例文
自分の望みを——
折角
(
せっかく
)
掛てやった想いを、無慈悲に突っ
刎
(
ぱ
)
ねるような男に、いつまでもでれでれしちゃあいないのですよ。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
かたむけぬ、との御意でありましたから、今日も恵瓊が来て、そっと、よそで会談しておりましたが、頭からその
斡旋
(
あっせん
)
を
突
(
つ
)
ッ
刎
(
ぱ
)
ねて別れたわけでございまする
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と先生は飽くまで強硬に突っ
刎
(
ぱ
)
ねた。それが卒業式の前の晩だった。私達はその通り実行した。しかし式が済んでから気がついた。三人は卒業証書が貰えない。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「嘘をお云いな!」と突っ
刎
(
ぱ
)
ねた。「妾をつけて来たんだろう。……河東節の太夫さん!」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
(何も、旗本などに、娘をもらって貰わんでもいい。——家筋が何じゃ、わけて近頃、名門の次男坊共の風紀は
甚
(
はなは
)
だおもしろくない。きっぱり、突っ
刎
(
ぱ
)
ねてやれ)
濞かみ浪人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
どこまでも突っ
刎
(
ぱ
)
ねてしまうことが出来るだろうか? とりすがって、どんなことでもしようというのを、穴ぐらに、蹴落すことが出来るだろうか? あたしは、してやるつもりだけれど
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
と
突
(
つ
)
っ
刎
(
ぱ
)
ねた。
冠婚葬祭博士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
その返答としては「配下の者の
旅籠
(
はたご
)
屋で
搦
(
から
)
め捕った
曲者
(
しれもの
)
は、
梁山泊
(
りょうざんぱく
)
の廻し者ゆえ、他人の手にはまかされぬ。わが家から奉行所へ突き出す」と、
剣
(
けん
)
もほろろに突ッ
刎
(
ぱ
)
ねられ
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「やい、槍の尻で、この上の天井板を五、六枚つッ
刎
(
ぱ
)
ねてみろ」
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二人は、しかと、気持を結び合って、梅軒の求めを突っ
刎
(
ぱ
)
ねた。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
膠
(
にべ
)
もなく、
突
(
つ
)
っ
刎
(
ぱ
)
ねた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
刎
漢検1級
部首:⼑
6画
“刎”を含む語句
刎上
刎起
刎返
刎飛
一刎
刎首
刎頸
刎橋
刎付
刎退
刎釣瓶
刎出
刎除
刎込
刎越
刎銭
突刎
刎附
刎歩行
尻刎
...