“刎起”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はねお91.7%
はねおき8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫婦ふうふはこれに刎起はねおきたが、左右さいうから民子たみこかこつて、三人さんにんむつそゝぐと、小暗をぐらかたうづくまつたのは、なにものかこれたゞかりなのである。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
と言って刎起はねおきました。自分が踏台となるべき義務を忘れて寝込んでしまった怠慢を、さすがに慚愧ざんきに堪えないものと見えて、その周章あわて方は尋常ではありませんでした。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ひつさげ來り此處よ彼處と立騷ぐ此の騷動に宿合とまりあはせし旅人の座敷々々部屋々々迄一同に飛起とびおき刎起はねおき手に/\荷物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)