“刎銭”の読み方と例文
読み方割合
はねせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
付近の助郷村々より出人足でにんそくの儀は御定め賃銭払いの継立てにつかわし、右の刎銭はねせんを取り立つることは相成らず候。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
諸藩の旅行者たりとも皆相対あいたい賃銭を払って人馬を使用すべきこと、助郷村民の苦痛とする刎銭はねせんなるものも廃されて、賃銭はすべて一様に割り渡すべきこと
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
年内人馬賃銭の内より宿助成としての刎銭はねせん何ほどということから、お年貢ねんぐ高割たかわりとして取り集めの分何ほど
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)