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『濞かみ浪人』
ふりがな文庫
『
濞かみ浪人
(
はなかみろうにん
)
』
几帳面な藩邸の中に、たった一人、ひどく目障りな男が、この頃、御用部屋にまごまごしている。 彼は、俗にいう、ずんぐりむッくりな体格で、年は廿六、七歳だった。若いくせにいつも襟元がうす汚い。袴の紐もよく締まって居ないと見えて、後下がりに摺ッこけ …
著者
吉川英治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「サンデー毎日 新春特別号」毎日新聞社、1938(昭和13)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約39分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
瞬
(
しゅん
)
転
(
かえ
)
交
(
ちが
)
彼奴
(
あやつ
)
頭
(
がしら
)
詰
(
づめ
)
抛
(
ほ
)
女中
(
おんな
)
因
(
いん
)
酌
(
さ
)
効
(
が
)
番
(
つる
)
仕舞
(
じまい
)
挑灯
(
ぢょうちん
)
直
(
じ
)
争
(
いさか
)
懇意
(
ちかづ
)
緒
(
しょ
)
肯
(
がえ
)
堤
(
づつみ
)
呆
(
あ
)
行燈
(
あかり
)
喰
(
は
)
謝
(
あや
)
抱
(
かか
)
相
(
あい
)
提燈
(
かんばん
)
走
(
ば
)
素
(
そ
)
難
(
にく
)
跳
(
と
)
奪
(
た
)
一瞬
(
いっとき
)
閉
(
た
)
刎
(
ぱ
)
後
(
うしろ
)
悠
(
ゆ
)
撓
(
た
)
遣
(
つかわ
)
遊里
(
あそび
)
有
(
あり
)
縁端
(
えんはし
)
咳
(
しわぶき
)
性懲
(
しょうこり
)
振舞
(
ふるま
)
小布
(
こぎ
)
触
(
ふ
)
紹介
(
ひきあ
)
賭
(
と
)
娶
(
もら
)
胸算
(
むなざん
)
妓
(
おんな
)
女
(
ひと
)
奥方
(
おく
)
摺
(
ず
)
士
(
し
)
蹴
(
しゅう
)
旨
(
むね
)
映
(
さ
)
輿入
(
こしいれ
)
辻斬
(
つじぎ
)
廃
(
や
)
近習
(
きんじゅう
)
篏
(
はま
)
縁
(
えん
)
遅
(
おく
)
体
(
からだ
)
灯
(
あかり
)
怒
(
いか
)
臍
(
ほぞ
)
佩刀
(
はかせ
)
面喰
(
めんく
)
面
(
つら
)
俳号
(
はいごう
)
溝
(
どぶ
)
舳
(
みよし
)
睨
(
ね
)
研
(
みが
)
気色
(
きしょく
)
凝
(
じっ
)
後
(
のち
)
欣
(
うれ
)
削
(
そ
)
千賀
(
ちが
)
避
(
さ
)
曾
(
か
)
唇
(
くち
)
遊蕩
(
あそび
)
吐
(
は
)
機
(
しお
)
過失
(
かしつ
)
各〻
(
めいめい
)
竹荘
(
ちくそう
)
義挙
(
ぎきょ
)
聚
(
あつ
)
縫
(
ぬ
)
纜
(
ともづな
)
肴
(
さかな
)
罵
(
ののし
)
繕
(
つくろ
)