“篏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
71.8%
はま23.5%
2.4%
はさ1.2%
はめ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
民譚或はほかひ人の芸謡などの長篇の抒情詩をめこんで喜んだ遊戯態度が、進んで純文学動機を、創作の上に発生させたのである。
「人相はともかく、問答に事よせて、顔色がんしょくうかがいにまいった。御落胤か、いつわり者か、問答しながら、顔色を見ようと——うまうまはまった」
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
父は店先でトン/\と桶のたがれてゐたし、母は水汲に出て行つた後で私は悄然せうぜんと圍爐裏の隅にうづくまつて、もう人顏も見えぬ程薄暗くなつた中に、焚火の中へ竹屑を投げ入れては
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
口一ぱいはさつた蜜柑はどうしても取り出しやうがなかつた。
外部そとには穏やかな日が、障子にはめめた硝子越ガラスごしに薄く光っていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)