“一瞬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひととき32.6%
いっしゅん28.3%
いっとき23.9%
ひとしきり4.3%
まばたき4.3%
いつしゆん2.2%
ときのま2.2%
ひとまたた2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濛々とこめる戦雲と朝霧に明けて、夜もすがら戦い通した籠城の兵に、ふたたび飢餓と、炎暑と、重い疲労が思い出された朝の一瞬
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぼくは一瞬度胆かれましたが、こんな景色とて、これが、あの背広を失った晩に見たらどんなにつまらなく見えたでしょうか。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
といっても、男によって体に与えられた“うつつの喪失”は逆に彼女を一瞬のまにべつな女として生れかわらせていたともいえよう。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、暗黒の空の二ヵ所に月と日輪とが現われて一瞬四辺が真昼のように紅色の光に輝いたが次の瞬間には消え失せた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さて下に三把をべ、中には二把、には一把、これをにて強く蹉跌に、たる雪の上なれば幾百丈の高も一瞬にふもとにいたるをにのせてかへる。
ひたすらに収拾し難い混乱が一瞬僕を絶望へまで導いてしまふ。
海の霧 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
一瞬き毎に四辺は暗く成るのであった。冷たい風は二人の肌に迫るので有った。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)