剣の四君子けんのよんくんし02 柳生石舟斎02 やぎゅうせきしゅうさい
新介は、その年、十六歳であった。 大和国神戸ノ庄、小柳生城の主、柳生美作守家厳の嫡男として生れ、産れ落ちた嬰児の時から、体はあまり丈夫なほうでなかった。 母なる人が、青梅の実にあたって、月盈たぬうちに早産したせいだとか。——いわゆる月足らず …
作品に特徴的な語句
まな かね すぐ がい 退 あざむ なお 此方このほう 祖父じじ から ぐさ 扮装いでた だん かたわ いち がき もと きっ ほん ことな まな とも こうべ ゆう ほほ おも 兄弟はらから この しょう ただ あた 平常へいぜい かか 旋風せんぷう こら のう あら 青梅あおうめ 如何いかが おのれ かたじけな 慥乎しか なお しるす うら 何人なんびと ともな しか さん そも えき たが 唐突とうとつ あつ 小山おやま 稀代きたい ぬぐ 扇形おうぎなり 退 こぞ せき たび 要諦ようたい かたち ゆか 団欒まどい こね はずかし 築地ついじ から とき かな 神戸かんべ 虚飾きょしょく 宗厳むねとし あが 如何いかん いわ やぶ 推移すいい
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