“要諦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようてい64.3%
ようたい35.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、必ずともに、その女髪を見んとて、鯉口こいぐち三寸、押し拡げるでないぞ。抜かぬ剣、斬らぬ腕、そこが法外流の要諦ようていじゃ。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それにはわれわれがまず生徒となって勉強し、その勉強の上に立って指導する、その長所を発揮させる、これが指導の要諦ようていであろうと思います。
台湾の民芸について (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「術ではなく、道であります故に。——すでに道である以上、聖賢せいけんのこころ、禅の要諦ようたい、経世の要義、その道のうちにあらぬはございません」
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
文化存在の理解の要諦ようたいは、事実としての具体性をそこなうことなくありのままの生ける形態において把握することである。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)