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要諦
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ようたい
ふりがな文庫
“
要諦
(
ようたい
)” の例文
「術ではなく、道であります故に。——すでに道である以上、
聖賢
(
せいけん
)
のこころ、禅の
要諦
(
ようたい
)
、経世の要義、その道のうちにあらぬはございません」
剣の四君子:02 柳生石舟斎
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
文化存在の理解の
要諦
(
ようたい
)
は、事実としての具体性を
害
(
そこな
)
うことなくありのままの生ける形態において把握することである。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
学びつつ考え、考えつつ学ぶ、これが学問の
要諦
(
ようたい
)
だ。ところでお前は、そのどちらもまだ十分でない。それも、結局、お前に敬しむ心がないからではないかね。
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
それ故に、二元的関係を持続せしむること、すなわち可能性を可能性として擁護することは、媚態の本領であり、したがって「歓楽」の
要諦
(
ようたい
)
である。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
自分の召し抱えている部下とはいえ、兵においては
六韜
(
りくとう
)
の奥義から三略の
要諦
(
ようたい
)
にいたるまで、ことごとくこれを半兵衛に就いて教えられたといってもよい。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「それは明慧が、幾ヵ所も指摘しているが、最もちがうところは、吉水の教理では、念仏をもって往生の第一義としておるが、明慧は
発菩提心
(
ほつぼだいしん
)
をもって仏者の
要諦
(
ようたい
)
としている」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
諦
常用漢字
中学
部首:⾔
16画
“要”で始まる語句
要
要塞
要領
要求
要慎
要用
要心
要人
要訣
要之