“要慎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようじん85.0%
えうじん5.0%
つつしみ5.0%
つゝしみ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空襲を要慎ようじんしてということだったけれど、それにしても、それほど深刻な顔をしなくてもいいだろうにと、仏は思ったことである。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
妾達は要慎えうじんしてゐたんだけれど、いよ/\それも大丈夫と解つたから、もう何も彼も云つてしまふけれど、妾が東京へ行くためにはどうしても流ちやんの力を借りなければならないわけがあるのよ。
女優 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
仔細はなけれど治癒なおるまでは万般よろず要慎つつしみ第一と云われたお医者様の言葉さえあるに、無理しして感応寺に行かるる心か、強過ぎる、たとい行ったとて働きはなるまじ、行かいでも誰がとがみょう
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
何程仕事の大事ぢやとて昨日の今日は疵口の合ひもすまいし痛みも去るまじ、泰然ぢつとして居よ身体を使ふな、仔細は無けれど治癒なほるまでは万般よろづ要慎つゝしみ第一と云はれた御医者様の言葉さへあるに
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)