“要訣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようけつ88.9%
えうけつ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この有名な句でもこれを「白露江はくろえに横たわり水光すいこう天に接す」というシナ人の文句と比べると俳諧というものの要訣ようけつ明瞭めいりょうに指摘される。
俳諧の本質的概論 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
すべて本来の持ち味をこわさないことが料理の要訣ようけつである。これができれば俯仰ふぎょう天地てんちずるなき料理人であり、これ以上はないともいえる。
味覚馬鹿 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
すそ曳摺ひきずりて奥様おくさまといへど、女はついに女なり当世たうせい臍繰へそくり要訣えうけついわく出るに酒入さけいつてもさけ、つく/\良人やど酒浸さけびたして愛想あいそうきる事もございますれど、其代そのかはりの一とくには月々つき/\遣払つかひはらひに
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)