“臍繰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へそくり61.9%
へそく38.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船を作ろうとして、シリンドルと、シャフトを鋳造したいと申したら、久光が、由羅の臍繰へそくりから、捲上げて来てくれた。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
臍繰へそくりを盜んで口をぬぐつて居ようなんて、そんなことの出來る金五郎でないことは、この俺が一番よく知つて居るんだ。
命より大事の手箱と言う以上は、男の手紙とか、臍繰へそくりとか、独身女相応のものが入っているだろうと思ってくと、それは大違いで
それが持参金の内であるかどうかわからない、いわゆる臍繰へそくりというものかもしれないが、ともかくごまかした金には違いないだろう。
七日七夜 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)