“臍繰金”の読み方と例文
読み方割合
へそくりがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし夫が臍繰金へそくりがねを持って居ることが分ると、大いに妻が怒ってその夫に喧嘩を仕掛け甚しきは夫の横面よこづらをぶんなぐるというのもある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
のみならず臍繰金へそくりがねを高利に廻して、養蚕ようさんや米の収穫後になるとかさずに自分で出かけて、ピシピシと取立てたりするようになったので
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ずらかつたのは、臍繰金へそくりがねが欲しいばかりに二人と無え御袋を、おれの手にかけて絞め殺した、その化の皮が剥げたからよ。
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)