“横面”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
よこつら56.3%
よこづら15.6%
よこっつら9.4%
よこッつら6.3%
よこがお4.7%
よこつつら3.1%
そっぽう1.6%
よこずつぽう1.6%
よこめん1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“横面”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 小説 物語(児童)18.2%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸16.1%
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)10.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
と二十一二の体の肥つた、血気の若者は、取られたたもとを振放つて、いきなり、重右衛門の横面よこつらを烈しく撲つた。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
で、いきなりピシャリと横面よこつらを張られたような気がして、さすがにそのあとしばらくは寄り着こうともしなかった。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
鬚深ひげふか横面よこづら貼薬はりくすりしたる荒尾譲介あらおじようすけは既にあを酔醒ゑひさめて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼は直立不動の姿勢を取り、両膝をぎゅっと締め合わせ、横面よこづらをぴしゃりと来るぐらいとも思わず、いよいよ図に乗ってきた。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
むっくりとハネ起きざま、金助の横面よこっつらをイヤというほど食らわせたのは、お銀様ならぬ親方のお角であります。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
といって、お角がムキになって、がんりきの横面よこっつらを一つ、ピシャリとなぐりました。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「もう一ぺんってごらん。」とおかあさんがった。「そして返事へんじをしなかったら、横面よこッつらっておやり。」
といいましたが、にいさんはなんともわないので、おんな横面よこッつらると、あたまがころりとちました。
と言って屏風の中をのぞいて見ると、病人さながらの竜之助が、首をうずめて寝ていた横面よこがおが、痛ましいほどにやつれています。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
目先にちらついているのは、御神燈の光へ横面よこがおを突き出して、兵馬の方へ耳を寄せたあの頬っぺたの肉づきと、それから島田の乱れたのです。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
信一郎は初めて、口を入れて、直ぐ横面よこつつらを叩かれたやうに思つた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
その時はもうまるで夢中で、ただ那奴の憎らしいのが胸一杯に込上こみあげて、這畜生こんちくしようと思ふと、突如いきなり其処そこに在つたお皿を那奴の横面よこつつら叩付たたきつけて遣つた。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
人の横面そっぽう打曲はりまげるが主義で、身を忘れ家を忘れて拘留のはずかしめいそうな毛臑けずね暴出さらけだしの政治家も出た。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
それをいかりてくって懸れば、手に合う者はその場で捻返ねじかえし、手に合わぬ者は一笑ッて済ましてのち、必ずあだむくゆる……尾籠びろうながら、犬のくそ横面そっぽう打曲はりまげる。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
其處そこ横面よこずつぽうでも張飛はりとばして追拂おつぱらつてやるのだ。
竜之助は、抜討ちに高部の横面よこめんを斬りました。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)