“餡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あん96.8%
あんこ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうか、この荷物にもつ無事ぶじ先方せんぽうとどけてくれ。そうすればかえりにあんころもちをってやるぞ。」と、おとこは、うしにいったのであります。
ある男と牛の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あんがうまくなくなったわ」おみきはぼんやりと、そらごとのように呟いた、「島屋のまんじゅう、——職人でも変ったのかしら」
枡落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
バナナも出して呉れたが、熟し過ぎてゐて、あんこを嘗めてゐるやうな氣がした。ラカタンとて此の島のバナナの中では最上種の由。
犬がいない時は豚が威張り、その次は山羊だという。バナナも出してくれたが、熟し過ぎていて、あんこめているような気がした。ラカタンとてこの島のバナナの中では最上種の由。